鳥とザクロ、完成!そして、編みものについて思うこと

鳥とザクロ、完成!そして、編みものについて思うこと

そういえば、少し前に、鳥とザクロのカーディガン完成していました。

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水通しはしていないのですが、もう何度か着ています。
まだ今の時期の東京ならば着れるくらいの、厚くなく、暑すぎない仕上がりです。

三國万里子さんの「冬の日の編みもの」の人気作品ですね。ほんと、かわいい。
元はジェイミソンズの紺色と白の組み合わせなのですが、いろいろな事情から糸はダイヤゴールド、色は緑と白にしてみました。

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実はこれ、まだ大学生だった1年以上前、2年くらい前?から編んでいるのです。大学のある仙台の手芸屋さんでは、指定糸のジェイミソンズは通販か海外からの取り寄せでしか手に入らないし、そもそもお高くて大学生の財布には厳しかった、という事情があり、、、ただ、絶対このカーディガン着たい、かわいい、、!!ということで、仙台駅前の木村屋でも売っていた中細毛糸、ダイヤゴールドで編んでみることにしたのでした。

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最大の課題は、見頃を筒状に編んでから切り開く、スティークという手法。せっかく編んだ部分を、大胆にもハサミで切りひらくのです!(上の画像の真ん中、シマシマの部分)それが、イギリスのジェイミソンズの毛糸だと、毛糸同士がうまく絡み合うため、簡単に解けてしまったりしない。フェアアイルに適した糸だから使われている手法というわけです。それを、細さは似ているとはいえ、まったくタイプの違う日本の毛糸でやろうと。おっかなびっくりでした。が、結論から申しますと、まったく問題なく完成いたしました。

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コツは、切り開く順番をきちんと考えることと、端の始末をこまめにやること。それだけ守れば解けてしまって大変なことになることもほとんどないかと思います。ダイヤゴールドでも、鳥とザクロ、編めます!

ただ、やっぱりダイヤゴールドは少し細いし、毛糸同士の絡み合う感じも弱いので、また違った風合いにはなってしまいますが。あとは、適度に風を通しますね。春先も着れるので良いですが。大活躍の予感です。

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ここからは、考えていたことを少し。

大学生の時にフィンランドに留学して編みもの熱が再燃したわけですが、大学時代はバイト代で高い毛糸を買うわけにもいかず、そのうえ仙台の手芸店では指定糸が手に入らない、ということは往々にしてありました。ただその影響は、悪いことばかりかと思いきや、実は、結構良いことばかりだったかもしれない。今ここで手に入る毛糸の中から、ゲージが合いそうなもの、太さが似ているものを探し出して、お財布とも相談して、自分の手に合わせてゲージを調整して。ないものを、ない、ない!と騒ぐのではなく、あるもので工夫する、自分で考えて一番良い形を探す、という意味では、少し不便な場所にいることで鍛えられる対応力ってあるよなあ、などと思ったりして。

フィンランドでの生活も、そんなことがよくあったなあ。毛糸だけじゃなく、他のものとか、もちろん日本食とかも。(その時の学びは、なければ作れば良い!なんでも作れるようになっておきたいな、というものだったので、また少し似ているようで違うような気もしますが)

とにかく、編みものは編みもの本を見て、その通りに編めばできあがるので単純なのですが、材料を少し変えてみる、サイズを自分好みにするなど、デザインは本に頼ったとしても、いくらでも遊びがあるのが良いですね。編みもの万歳。ああ、春が来てしまった。

 


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