面倒くさがりやだけど、わっぱ弁当続いてる

面倒くさがりやだけど、わっぱ弁当続いてる

社会人4年目の4月。急にお弁当に目覚めました。秋田で大学生をやっていた妹から「わっぱはいいぞ」と今までも言われていたけれど、このタイミングで自分もはまったわけなのです。

今までお昼は外食が多かったり、節約したいときは冷凍ご飯と納豆とレトルト味噌汁を持って行って、休憩室で食べてたり、会社にグラノーラと牛乳常備してみたりしてみてましたが(納豆も牛乳も意外と社内に仲間がいるのだこれが)、こうやってちゃんと火を使った料理を持っていくのは、4年目にしてはじめてくらいかも。

こちら、初日のお弁当です。とりあえず、わっぱ飯の本を本屋で3冊くらい立ち読みして、ちょっと木を湿らせてからごはんを盛るのね、とか、仕切りには大葉を使えばいいのか、とか情報を仕入れ、クックパッドで生姜焼きと人参のおかか和えのレシピを調べ、卵以外は前日の夜に準備。ちなみにきゅうりは「まいばすけっと」で売ってた、混ぜるだけのスパイスとごま油で。

朝起きてやることは、炊けたばっかりのご飯をつめて、大葉をしいて、卵を焼いて、昨日作っておいたおかずをつめることです。すぐできる。

こちらは、3色丼。肉とピーマンは前日。卵は朝。肉とピーマンは前にも書いた無印のホーロー容器に保存して数日食べました。最後は冷凍して、つめる朝に火にかけて解凍しました。

今まで実家の弁当ではあまり入ってたことのない焼き鮭。「まいばすけっと」でもいつでも売ってるし、フライパンで焼き目をつけて、酒を少しいれて蒸すだけで良いので、何気に一番簡単なメニューなのでした。困ったらとりあえず鮭買って帰る。あとは卵を焼くなりゆでるなりして、スキマに何か野菜を入れる。

いろどりと栄養面から、緑のものをいつも入れられたらいいんだけど、結構そこが面倒に感じてしまった。たどり着いた解決策が、冷凍の枝豆。そのまま入れてもいいけど、朝解凍して中身だけ散らすと、色もあざやかでいい感じになる。

毎日じゃないけど、余力のある夜は翌日の弁当作り、なんだかんだ続けられている。夜ご飯はお腹が空きすぎて家まで待てず、外で適当に食べちゃうことが多いんだけど、帰ってから落ち着いて次の日の弁当を料理するというのは、ちゃんと料理しているという安心感も得られるし、翌日の昼ごはんがたのしみになるし、良いことづくめです。あと、わっぱでたべるコメは美味しいので単純におすすめ。

毎回入れている大葉は、買っても安いけれど、ベランダで育ててみたいなと企て中。

自分の手でつくるものへのこだわりと、オリジナルであること

自分の手でつくるものへのこだわりと、オリジナルであること

はじまりのコップという本を読んだ。

ガラス作家の方の話の聞き書き。作家の考えていること、発した言葉、作家を取り巻く人たちや犬たちの話、そして時々出てくる著者の「私」が織り混ざって、不思議な構成。

物を作る人が、何を考えて作っているのか知るのは面白い。別に知らなくたって、できたものそのものが良いと思って買ってもらうのが良いのかもしれないけど、どういうことを考えて、どこで、どんな人に作られたのかを知るのも良いと思う。


わたしは作ったものにロゴのついたタグをつけたりしない。身につける時に邪魔になりそうだし、本当に気に入ってくれた人は、持ち主にどこで手に入れたのかとか聞いてくれるだろうし、買ってくれた人に紹介も委ねたい。今はそう思っている。

けど、ものをつくっているとき、何を考えてそれをつくったか、どこを旅しながらつくったか、ものとしてそこにできあがるまでの日々が見えたら面白いんじゃないかと思うことはある。特に編んでいるものは、各地を飛び回りながらつくっていることも多いし、そういう軌跡が見える、軌跡が見えるように手間をかけるというのは、作り手が見えるところで買う醍醐味でもある気がする。

そういうことをやっていきたいな。編みものって、どこでもできるのが良いんだよ!というメッセージにもなる。ちょっといろんな形を試してみようかな。


最近、オリジナルであることについて考える。本の中で左藤さんも、自分の試行錯誤、技術研鑽が、買ってくれる人にどこまで伝わってるかはわからない、自己満足なのかもしれないというようなことを言っていたが、それでもやっぱりこだわりは大事だと思う。

自分の中でのオリジナリティを守るルールみたいなのが、自然とできてきた。

色を混ぜただけの毛糸は誰にでも作れてしまう。染めるところからやりたい。

あたりまえだけど、どこかでパターンをみて編んだものはオリジナルではない。目数を変えたら良いとか、長さを変えたからよいとか、そういう話ではない。

あたりまえすぎて誇ることでもないから人にも言わないけれど、自分にしか紡げない糸を紡ぎたいと思うし、商品として売る編みものは、そのパターンからしてオリジナルでないといけないと思う。(こんなことを書いたのは、CDジャケットのイラストが巷で問題になっているイラストレーターの話を見かけてもやっとしたから。編みもの界隈でもあるよなあ、と思い。)

そうは言っても、大昔からこれだけたくさんの人がたくさんのものを編んできて、まだ誰もつくったことのないものなんてそうそうない。パターン集をひらけば、何百と模様のパターンもある。結局はそういうものの組み合わせに行き着いちゃうところもあるけれど。自分の中にストックがないと生み出せないしね。そういう意味では、オリジナルのものばかり編んでいてもいけないなと思うこともある。今年の冬は、キットを買ったり、編み図を参考に新しい技術を覚えたりして、勉強になったから、こういうことも必要だ。

、、と、最近考えていたことを文字にしてみた。定期的に棚卸をしよう。

数ヶ月ぶり、2度目の北海道

数ヶ月ぶり、2度目の北海道

数ヶ月ぶり、2度目の北海道に来ています。仙台の実家で年末年始を過ごしてからの、仙台空港経由、ニセコに泊まっています。朝起きてこんな雪景色!

ニセコの山ってすごいですね。いくつかスキー場があって、ニセコの全山共通リフト券を買えば、その間を行ったり来たり、ものすごい規模の山全体で遊べるの。(花園という端っこのスキー場から、2つ隣のスキー場に行って帰ってくるだけで、3時間かかったのが今日。もう一つ隣まで行きたかったけど、広すぎた)

高校生の頃見ていた夜中のスノーボードの番組で、よくニセコが映っていて、こんなところで滑ったら楽しいだろうな〜と憧れていた。そこに来ちゃった。

北海道のパウダースノーは世界でも有名らしく、海外からのスキーヤー・スノーボーダーがものすごく多い。ここは日本か?とわからなくなるくらい、日本語以外の言葉がたくさん聞こえる。しかも日本のほかの観光地と比べて、アジア系以外の人たちが多い気がする。北海道すごいなー。

面白かったのは、わざわざここまできてスキーする人は、相当ずっとスキーが好きでやってるんでしょうね、と思いきや、英語でスキーレッスン受けている大人の外国人が多いこと。観光で北海道来て、せっかくだからスキー挑戦してるのかな?パートナーがスキー好きだから連れてこられたけど、自分は初めてってパターンなのかな?よくわからないけど、それが意外で面白かった。

あとは、ツアーに申し込めば、一般客がくるより前の7時半からリフトに乗れて、パウダースノーを楽しめるらしい。わたしは申し込んでないけど、誰もまだ滑っていない朝一番のゲレンデ、そりゃあ気持ちが良いだろうなあ。(ツアーに参加しなくても、非圧雪の上級コースはパウダーふっかふかで十分楽しい)

今回は着いたその日にナイター、2日目は8時間券、3日目は5時間券でゆったりと。今シーズン初滑りだし、普段からあまり運動もしていないので、これ以上は結構体に来そうだった。。久々の良い運動になりましたとさ。

今回の年末年始帰省&北海道旅行のお供は益田ミリさんの「今日の人生」。漫画です。

面白いのと、しんみりするのと、確かに〜と共感するのと、良いバランス。旅の途中で少しずつ(といっても、一話が短いのでたくさん読める)読むのにぴったり。わたしは東京の家、山手線、空港アクセス線、飛行機と4回くらいに分けて読んだ。年末年始にオススメだった本です。

あー北海道楽しかったな。最後の最後に空港でジンギスカン食べ、絶対買いたかったロイズのチョコも買い、ミッションコンプリートです。今度は夏に行きたい。