あの街に住むということ

あの街に住むということ

IMG_0167ふと、海外の知らない街に一定期間住みつくことって、その土地に親近感がわくというか、自分ごとになるという点で有意義なことだと思った。

本を読んでいても、映画を見ていても、ああ、あそこね、って地元の話されてるときみたいに絵を描けるのは良い。

全く知らない街を自分の脚で歩いてまわると、周りの景色が記憶にすりこまれるような気がする。イギリスでたった10日間だけ住んでいたアパートの周り、フィンランドでの家から学校までの道のり、アメリカはニュージャージーのアパートから駅までの道のり、すべて頭の中でストリートビューできる。

地図を何度も広げた街は、鳥の視点から街を思い出せる。ニューヨークの地下鉄は東西の移動が難しくて(南北に走っている路線の方が多かった)、毎回地図を開いて乗り換えを確認していた。だからマンハッタンとかブルックリンとか言われると、わたしの頭の中ではニューヨークの地図が思い浮かぶ。地区ごとの色や空気がなんとなく想像できる。

それが何なのだ、と思われるかもしれないが、これらの街に住む前とあとでは、その地名を与えられた時に連想できる範囲が全く違うのだ。具体的に想像できるし、自分ごととして受け止められる。

例えば今読んでいた本で、「アメリカでもニューヨークの中心地にはちゃんと生鮮食品を扱っているスーパーがあっても、ブルックリンまで行くと、そんなスーパーはない。」ということが書かれていた。(スーパー事情は実際そんなことも無いと思うが)これを読んだとき、ニューヨークの中心地からブルックリンまでの距離感や、そこに暮らす人々のキャラクターの違いなどを予備知識として持っていることで、この一文の理解がぐんと高まる。

また、この間観た映画ではエイリアンによって廃墟となった街が舞台だったのだが(題名は忘れた。エイリアンとの戦争で住めなくなった地球から人類が避難し、地球に残った2人だけがそこで警備しているという話)、その街はどう観てもニューヨークで、エンパイアステートビルの屋上展望台のシーンは何度も出てくるし、それだけでなく、ちらっと映る6番街あたりのCHASEという銀行のある通りに見覚えがあったり、天井の絵画と散らばる本からそこがニューヨーク市立図書館だとわかったり。もちろんそんなことは字幕に出てこないし、去年の自分だったら気にも留めないシーンだったろう。2ヶ月半ほぼ毎日その辺りをうろうろしていて見覚えのある景色になったから気づけたのだ。ニューヨークの土地に詳しくなることで、意外にも映画の楽しみ方が広がった。シカゴでもトランスフォーマー4のロケをしていたし、きっと映画を観たら見覚えのある建物が沢山みつかることだろう。

このように、映画や本などで取り上げられることの多い土地に住む経験は、映画や本の文脈を読む力になる。有名な街でなくても、その国の習慣や暮らしぶりを知ることはその後の人生をも豊かにしてくれる大切な経験になる。

なーんてことを思ったわけで、いろんな土地を半年くらいずつ転々としたいです。仙台でまだ歩いたことの無い道を歩いて記憶に刷り込むのもいいけどね。

以上、夜中の随想録でした。おやすみなさい。

本を書くhito honを出す人/流学日記

本を書くhito honを出す人/流学日記

中学生のとき、岩本悠さんの流学日記という本を読んで夏休みの読書感想文を書きました。サブタイトルは、「20の国を流れたハタチの学生」。確かヴィレッジヴァンガードで自分で買ってきて読んだのだったと思います。
岩本さんは、大学を休学して1年間世界を”流学”した人。この本を出版した印税でアフガニスタンに学校まで作ってしまったらしいです。
今思うと、まだアメリカにしか行ったことがなかった中学2,3年のときは、海外と行ったらアメリカしか無くて、みんなハッピーで楽しい国だったというイメージだけを持っていた気がします。そんなときにこの本に出会って、世界はもっと広いと知りました。

日記のように短いエピソードが沢山つづきますが、この本の中で一番好きなのは、「ボランティアする側、される側両方にとって得るものがあってはじめていいボランティア活動って言えるんじゃないの」と、ボランティアのありかたについて書かれている一番最初のエピソード。
100%他人のためだけにボランティアできたらどんなにいいだろうかとは思いますが、実際のところ、ボランティアをする側にも学ぶこと、得られることが無いと続かないのではないかと思います。ボランティアされる側も、「自分のためにやっていますから」と言われた方が気が楽なのではないでしょうか。
そんなことを考えさせてくれたこの本はたまに読み返したい一冊です。他のエピソードにはなかなかはちゃめちゃなものもあって面白いですよー。旅してるときっていろんなことを考え、学びますから、旅行記系はお勉強になります。

さて、中学生の時に出会った本について何を今更書いているのかと言いますと、実は先日図書館で借りてきた「本を書くhito honを出す人」という本に岩本さんが載っていたからです。アメリカで受け取ってきた東北へのメッセージを電子書籍化しようと、出版関係の本を探していたときに見つけました。
わたしが購入した流学日記は幻灯社文庫から出ている版ですが、元々は文芸社からの自費出版だったようです。友人たちとPOPをつくって書店に売り込みに行ったエピソードなど、一大学生がどうやって本を作って売り出して行ったのかがわかって面白いです。いわゆる制作秘話ですよね。

わたしたちの電子書籍化プロジェクトは最近滞っているので、また帰国報告会に向けて動き出そうかなー。

流学日記はAmazonだと出品者からしか買えないようですが、うちの本棚に1冊ありますので、読んでみたい方はお声がけ下さーい。

アメリカ横断旅行:ハリウッド編

アメリカ横断旅行:ハリウッド編

ロサンゼルスの定番観光スポット、ハリウッド。前回の記事から2泊、ロサンゼルスのちょっと治安が悪い地域(タクシードライバー曰く)のホステルから、市内のバスに乗ってハリウッドへやってきました。

腹ごしらえは、昨日のタクシードライバーおすすめの、IN-N-OUT burgerにて。

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めちゃくちゃ混んでました!チェーンのハンバーガー屋さんで、価格も安いのですが、具材がフレッシュなのが良い、と割と人気なようです。

そういえば、宿泊していたホステルのまわりにはたくさんファストフード店がありました。ビバリーヒルズなんて行くと、このような店はほとんど無いそうです。考えてみればわかることですが、ファストフード店の利用客というのは食事にお金をあまりかけられないような人たちが多いんですよね。ロスに行ってみて、すごく感じたのがこの格差でした。同じ州の中でも、地域によって雰囲気が全く違くて、言ってしまえばそこに住む人たちの経済状況がはっきり現れていました。

市バスにゆられて、さっきまでとは打って変わって大層な住宅街を抜けると、ハリウッドに着きます。観光客でわいわい、がやがや!

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こういうコスプレというか、キャラクターになりきったパフォーマーの方々が沢山いるのは、ニューヨークのタイムズスクエアのよう。違うのは道路の広さと西海岸らしい天気ですかね。このトランスフォーマーさんたちが歩いている星の続く路は、Walk of Fameと呼ばれています。

ここには約5kmほどの間に、エンターテイメント界で活躍した人物の名前が彫られた2,000以上の星型のプレートが埋め込んであり、観光名所となっている。毎年星の数は増えており、追加する際のセレモニーには、本人も参加する。(wikipedia)

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これはウォルト・ディズニーの星。洋画に疎いわたしには知らない名前が多かったけれど、フィンランド人は楽しんでいたようです。フルハウスのミッシェル役で人気になったオルセン姉妹の星や、日本代表ゴジラの星と一緒に写真を撮りました。

続いて向かったのは、チャイニーズシアター。

前庭に横たわる、ハリウッドで崇敬される俳優や女優のサインや足形などが刻まれたブロックタイルは有名である(Wikipedia)

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こんな感じで有名な俳優、女優の手形や足形、サインがずらっと並んでいます。ジョニーデップ、足でかいですね。

ハリウッドは映画好きには楽しい街かと思います。わたしはあまり詳しくないので、そこまで長居しなくても良かったな。。大荷物抱えて行ったので、観光ツアーのオフィスに預けてから行きました。ツアー参加しなかったのに、荷物だけ預かってくれて、良いおじさんでした。公共ロッカーが無くて困ったものですが、困ったら訊いてみることですね。

最後に、ハリウッドでみつけた変なものたち。

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こちら、サイ○ントロジーの建物。なんかいっぱいありましたよ、ハリウッドに。

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こちら、怪しげな真っ赤な建物。怪しすぎる。歌舞伎町の写真とか壁に貼ってありました。

以上、ハリウッド編でした!次回はラスベガス!眠らない街です!