ピルゼン地区を開拓、の巻。

ピルゼン地区を開拓、の巻。

シカゴでの生活もあと3週間。フライデーナイトもあと3回とちょっと。家出るのめんどくさーいとか言ってないで、未開の地区に来てみました。
ロウアーウェストサイドのピルゼンへ。第二金曜日はアートウォークが無料!夜6時からです。

仕事は3時半に終わるので、4時にはピルゼン到着。事前にyelp(食べログみたいなレビューサイト)で見つけたカフェに行ってみました。
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その名もEfebina’s Cafe。アートディストリクトのピルゼンのカフェなだけあって、店内はかなりアーティスティックな感じ。たくさんの首なしマネキンさんたちに見下ろされながらコーヒーをすすります。
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今日のコーヒーはコロンビアのらしい。淵の分厚いマグカップもいいですね。なんか口当たり(唇当たり?)がやさしい感じ。
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マッシュルームグリルサンドイッチを頼んで見たら、ちょっと予想外のが出てきました。
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マッシュルーム、、でかいよ!マッシュルームサンドイッチなだけあってマッシュルームがメインなのはわかってたけど、これなんて種類のマッシュルームですか!でかすぎ。肉厚すぎ。おいしかったけど。

あとはネットが使えるのは売りらしく、店内にはデスクトップパソコンも2台完備してありました。珍しい。
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こどもがジェンガで遊んでたり、ソファ席があったり、どうぞゆっくりしてってください、というのが伝わってくるようなローカルカフェでした。
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店員のおじちゃんは2人ともヒスパニック系。英語も得意じゃなさそうだし、なんとなくぶっきらぼうだけど、案外やさしいからヒスパニックのおじちゃんは嫌いじゃないです。

このピルゼン地区は、街を歩いていてもスペイン語の割合が多いし、ヒスパニックコミュニティなのかなと思って調べて見ました。Wikipedia先生によると、なんとチェコからの移民によって作られたコミュニティのようです。ピルゼンというのは、チェコの都市プルゼニの英語、ドイツ語名。そして1970年代以降メキシコ系の住民が主になってきたのこと。何があったんだろう一体。コミュニティ形成の歴史を調べて見るのもおもしろいですね。

すぐそこにシカゴ市民図書館もあったので、この間から気になっていたシカゴ火災後の街づくりについて書かれた本がないか聞いてみようかな。
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あとはこれからアートウォークに行って来ます。感想は次の記事にて。

裁判制度

裁判制度

先日、学校の授業で裁判を傍聴しに行きました。

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China townの近くに裁判所の並ぶ地域があります。

日本でも裁判所は行ったことがなかったので事情はよく知りませんが、傍聴にくる人って結構いるんですね。アメリカだからかな。列に並んでセキュリティチェックを受けて建物に入りました。

最初に入った部屋では、16歳くらいの少年(わたしにはもっと歳上に見えたけど)が裁判官からちゃんと観察中のミーティングに行くように注意を受けていました。どうも観察処分になったのに言われたとおりミーティングに行ってなかったようです。行かないと懲役だよ、いい?わかった?みたいなあっさりした注意でした。

発見としては、

In god
We trust

と壁に書いてあったり、テレビで見るように、証人は真実を述べることを神に誓っていたことです。今回は違いましたが、大統領の就任の時のように聖書に手をおいて誓うこともあるようです。NYはキリスト教以外の市民に配慮して聖書は使わないんじゃないか、ということでした。

1つめが案外あっさり終わってしまったので、場所を移して窃盗のケースを見に行きました。
今回は陪審員を交えた公判です。

そう、アメリカの裁判制度は陪審員制なのです。
裁判官一人のほかに、juryと呼ばれる陪審員たち(12人)が裁判を見届けます。
日本でも2009年から裁判員制度が始まりましたが、日本の場合は裁判官三人と裁判員六人が有罪か無罪かに加えて刑罰まで決定します。一方、アメリカの陪審員たちは有罪か無罪かのみを決定し、刑罰は裁判官が下すようです。

わたしが傍聴したケースは、証人が2人呼ばれて、弁護士や検察の質問に答える、というものでした。弁護士は年配のおじさんでしたが、なかなか感情的、威圧的で、いかにもニューヨークの弁護士(先生曰く)という感じ。あれに質問ぜめにされたらつらいなあ。笑
その白熱したやりとりを、陪審員たちは熱心に首を動かしながら聞いていました。(卓球の試合でも見るように)

今まで裁判なんてニュースで経過や結果を見るだけだったけど、裁判員制度がはじまった今、いつ裁判員に呼ばれてもおかしくないんですよね。もう少し興味を持って一度くらい日本の裁判所にも行ってみようかなあと思いました。厳格な雰囲気なんだろうなあ。
アメリカなんて、始まる前は警察官と裁判所のスタッフがペディキュアの話してたぜ。

オウル大学での授業。

オウル大学での授業。

一通り今セメの授業が始まったので今日は授業について書きます。

わたしが所属しているのはOulu Business Schoolという学部(?)で、そのなかでもfinanceが専門ということになっています。ただ…正直言ってfinanceなんて苦手以外の何物でもないような気がしています、常々。好きになるよう努力する。

で、この学部は前期、後期のセメスターをさらにperiod A, B, C, Dと4つに分けています。今はperiod A。全部で6つの授業を履修してる。

• Foundations of Management

• Cross-cultural Business Communication

• Fundamentals of Corporate Finance

• Introduction to International Business

• Introduction to Financial Economics

• Survival Finnish Course

お気づきかもしれませんが、どれも入門、初級の授業です。なにせ英語で授業受けるなんて初めてだから、このピリオドは様子見!これらの単位が無いと次のレベルに行けないっていう理由もあるけど。

それにしても日本で受けてた入門とか概論でやったことと被ってる部分が多い。学問って世界共通なんだなあと思ったりして。そりゃそうか。経済学部以外のことはわかりませんが、学んでる内容が外国から入ってきた理論だもんね。

それぞれの授業について書きます。

• Foundations of Management

マネジメントの理論、歴史を扱う。基本講義スタイルだけど「わたしばっかりしゃべってますね、飽きたでしょう」って突然group workが始まる。内容的には経営原理とか経営組織とかでやってることだから、まあまあ発言できる。テストは無くて、エッセイを2本。10のテーマから2つ選ぶ。わたしは科学的管理法と組織とは何かについて書くつもり。そういえば既にgroup presentationも経験しました。授業の受け方の練習になる。

写真はmotivational thinkingについてのプレゼンOHP。グループでのブレーンストーミングの結果です。みんなであーだこーだやるわけ。

• Cross-cultural Business Communication

キャラの濃いおばちゃん先生の講義。twitterでつぶやいたことあるけど、oh, shit!などと普通に発する。大講義室での授業。プロジェクターのトラブル多々。内容はビジネスをする上で出くわす文化の違いにどう対応するかっていう話。基本的に日本で当たり前とされている行動をとれば失礼にはならないよね、という結論に今のところなりそう。超初歩的な話だけど、先生の具体例がおもしろい。

• Fundamentals of Corporate Finance

わたしのmajorの授業の一つ。会計学入門、経済学入門Bでやったような内容。ちょくちょく計算式が出てくるけどそれほど難しくはない。先生の英語がわかりやすい。わりと少人数授業なので質問が飛び交う。わたしはまだそのレベルに達してない。質問できるようになるのがとりあえずの目標。

• Introduction to International Business

昨日始まったばかりの授業。これまた大講義室で。国際ビジネスは人気みたい。事前に読んでくべきテキストの量が半端無いけど、ゲストレクチャーが数回あって楽しそうな予感。テストとグループワークあり。ちなみにテストの日程が3回も設定されてる。全部受けなきゃいけないのか、予備日程なのかは未だ謎のまま。他の授業もテスト日程複数あるから、早く解明しなくちゃ。

• Introduction to Financial Economics

これはなかなか手強い。まず先生がフィンランドなまりありすぎて英語なのに何言ってるのかわからない。なまりよりスムーズに喋ってくれないところが問題なのか、とにかくわたしのリスニング能力では対応できない。スライド見てれば案外簡単なことをやってたことに気づいたりする。けどこれも聞き取れるようにならなきゃなあ。自習に一番時間かかりそう。

• Survival Finnish Course

フィン語の授業。さすがに言語の授業は出席が大事らしい。ちなみに他の授業は出席は必須ではない。出るけど。先生がかわいい。みんなで復唱したり、ペアでdialog読んでみたり、導入でフィンランドの音楽を聞いたり。高校の授業みたいで楽しい。

以上がこのピリオドの授業6つ!授業に出なくてもいいからself studyはしっかりね。というスタンスなので、なかなか自習が大変です。ここ3週間は遊び過ぎな気がする。大学図書館の自習スペースがとても素敵&快適なので、授業の空き時間は自習に当てよう。

なんてったって、勉強しにきたんだから。大学1、2年は勉強が全てじゃない!やりたいこと全部やったる!という意気込みで生きてきましたが、ちょっとここらで真面目に勉強したくなったのです。バイトとバンドばっかりだったのに、笑っちゃうぜ★こっちにきてバイトもサークルも無い生活に多少戸惑ってますが、時間があるからこそ出来ることも出来てるからいいかな。編み物とかね。笑

試験とエッセイにどきどきしてますが、とりあえずは勉強の仕方をつかみたいと思います。この大量のreadingとも仲良くやっていかないと。たくさん読んでれば読むスピードは上がってくると信じてる。アイコーストさんのアドバイスは本当だ。勉強しにいくなら、会話は自然になんとかなるから、今はたくさん読みなさい。って言われてたのです。

とにもかくにも、頑張るしかないのである!わたしが怠けてたら、負けそうになってたら叱咤激励よろしくお願いします。かしこ。

// 簡単な単語にも別の意味があったりする。